治療院こころの女性鍼灸師、小田です^^
「丹田」という場所を聞いたことがあるでしょうか。鍼灸の勉強を始めて、私も10年になりますが、丹田、色んな講習会で耳にします。
武道をされる方はよく意識されると思いますが、スポーツのトレーニングなどでも重要となってくる場所といいますよね♪
そもそも丹田って何?ということで、今回は健康法における丹田のお話を少し。
調べてみると「丹田」という名前のツボは諸説あって、あっちだ、いやこっちだ、うーん、どれも使えるから、いっそ「上丹田」と「下丹田」と「中丹田」も作っちゃおうかという感じで、なんだかやたら増えちゃっているようです(笑)
鍼灸でいう「丹田」は「関元」と呼ばれているツボでここにあります。
おへその下3寸の場所。(指4本分が3寸です)
名前の由来は「元気」という意味の「丹」と、そこに存在する、という意味の「田」からきているので、「元気がたくさんある場所」という意味だそうです。
確かに、「なんだか元気が出ないな、倦怠感が強くてやる気がおきないな」と言って来院される患者さんの「丹田」を触ってみると、力がない人が多いのです。
学生のときに、先生が「関元(丹田)のツボは万能ですから!とりあえずここは治療しなさいね」と言っていた記憶も…。
なんだか元気が出ない人は、ご自分で丹田にせんねん灸をすえたり、カイロで温めるのも一つの元気の出る方法です^^
丹田のある場所は、解剖学的に言ってもとちょうど人間の重心のあるところです。
重心のあるところだから、武道やスポーツでも力を出すときに重要になってくる場所なんですね^^
腹を決める、腹をくくる、腹を割って話す、なんて言い回しがありますが、この「腹」というのも「丹田」という場所だと聞いたことがあります。
私も、何かに迷ったときは頭でなくて「丹田」で決めるようにしているんですが、これが結構、いい結果になる選択をすることになるんです。
「丹田」を意識した生活、少し取り入れてみてはいかがでしょうか☆
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