治療院こころの女性鍼灸師、小田です^^
最近、読書がお気に入りで、色んな本を読んでいますが、今読んでいるのが「暮らしのヒント集」です。
「暮らしの手帳」という雑誌のコラムから生まれたこの本。
暮らしをいかにユニークに、楽しくしあわせにするためのヒントが、おしつけがましくない箇条書きになって載っています。
たくさん心にひっかかる項目はあるのですが、これは確かにそうだな、という部分をひとつ御紹介しましょう。
「元気のないときや病気のとき、家族や友人、親しい人と抱き合いましょう。抱き合って、目をつむって、ゆっくり息をしましょう。ほら、治ってきましたよ。
病気のときや具合の悪いときは、体だけでなく、どうしても気分も落ち込んでしまうものです。安静になって横になっておくことも大切ですが、気持ちを安定させるには、人とのふれあいが必要です。
そんなときは、家族の誰かや、親しい人と少しだけ抱き合ってみてはいかがでしょうか。欧米の人があいさつがわりにするように、ぎゅっと抱きしめあうことは、とても気持ちのよいことです。ちょっと具合の悪いくらいでしたら、一分くらい、心を込めて抱きしめあうだけで治ってしまいます。
日々の暮らしの中では、親しい人であっても気恥ずかしいことですが、ふれあいは、心とからだをよくする力があります。」
私は、患者さんのマッサージをするために手をとる時によく思うのです。患者さんの手をとることは日常だけど、父や母、兄弟、親しい大切な人とは握手をすることすら稀だなぁ、と。
手を握ってもらうとホッとする、という言葉を患者さんから聞くことがあります。「治療者と患者」よりも「親と子」「夫と妻」のほうがきっと何十倍もホッとするのではないかしら。
元気のないとき、ちょっと家族や親しい人の手を借りる。マッサージの技術がなくてもそんな元気の出る方法も、ありますよ^^
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